都立盲・ろう・養護学校視察報告

執印まち子  東京都教育委員会では、5月に「心身障害教育の中間まとめ」を発表し、今後の心身障がい教育について方向性を示すとともに、広く意見を求めてきました。これは重度・重複障がい化や多様化に対応した教育環境の整備が急務となっており、国の「特殊教育から特別支援教育」への転換を受けて、都もLD(学習障がい)、ADHD(多動性障がい等)、高機能自閉症児などへの抜本的な改革が求められているためです。 都議会生活者ネットワークもそれぞれ地域の状況は活動の中で見聞きしているものの、障がい児教育に対する総合的かつ具体的... 続きを読む

2003年度第2回定例会報告

第2回定例会(6月24日~7月9日)が閉会しました。生活者ネットワークは、財政再建問題、新銀行構想、副知事人事、「東京都安全・安心まちづくり条例」の新設などを主な焦点として、知事2期目の都政運営の姿勢を問う観点から、大河原雅子さんが代表質問を行ないました。また、これからの心身障害教育の方向性の中間まとめが出されました。 ここが問題です。都の障がい児教育の中間まとめ 東京都教育庁は、心身に障がいのある子どもたちの今後の教育改善の方向性として、障がいのある子どもだけを集めていた「特殊教育」から、障がいのある子... 続きを読む

石原都政2期目のスタート 対話型都政への転換を

都議会議員 大河原雅子 東京・生活者ネットワーク 7月1日代表質問を行いました。 ◆ 308万票の支持を得て再選を果たした知事ですが、所信表明での突然の公営競輪再開発発言でも明らかなように、意思決定過程が非公開のまま、トップダウンの都政運営は大きな問題です。市民参加を徹底した対話型都政と実感と実行力のある女性副知事の登用を求めましたが、女性への積極的差別是正策に関して、単なる「流行(はやり)」との認識しかなく、知事の男女平等推進政策への認識が不足が露わになりました。 ◆ 都は、職員定数の削減や給与カット等... 続きを読む