◆ 規制だけではなく、子どもの育つ力の育成を!

大西由紀子  子どもを取りまく社会環境の悪化や、子どもが犯罪に巻き込まれる事件が多発するなどの状況に、誰もが不安を感じています。 今回、健全育成や非行防止の目的で条例改正が提案されました。 改正案の主な内容は、不健全図書の包装義務、着用済み下着の買い受け禁止、風俗店への勧誘行為禁止などで事業者への規制を行うと同時に、子どもがカラオケボックスやまんが喫茶などへ深夜に立ち入ることを制限し、深夜午後11時から午前4時まで子どもを外出させない努力義務を保護者に課し、警察官の立ち入り調査権を付与することなどです。 ... 続きを読む

都の新銀行は勇気ある撤退を!

東京・生活者ネットワーク 都議会議員 大西由紀子 緊縮財政の中 都債で新銀行設立 2004年度予算は、「第二次財政再建推進プラン」の初年度予算として編成されました。「東京の再生を確実に進める予算」として、①内部努力の徹底、歳出額の削減と財政再建への取り組みの強化・向上、②都民の安全・安心の確保、東京の活力再生のため、財源の重点配分と新たな行政需要に積極的に取り組む、ことがあげられています。 一般会計の予算規模は緊縮型予算で、前年度に比べ215億円=0.4%減の5兆7080億円です。歳入の見込みが3兆920... 続きを読む

「食品安全条例制定」都に制定  ~3月定例都議会終了~

東京都議会は、3月30日全会一致で東京都食品安全条例を可決し、都民の直接請求から14年ぶりに条例が制定されました。 一昨年の予算特別委員会での生活者ネットワークの質問が、条例化に前向きの知事答弁を引き出し、昨年8月には「条例制定に向けた基本的な考え方」が公表され、都が都民意見を募集し、同時に知事の諮問を受けた食品衛生調査会は専門委員会を設置し、11月に答申を提出しました。 これを受けて議会に提出された条例案は、全国をリードしてきた都の食品の安全確保対策の基本方針である「未然防止」の考え方、事業者の自主回収... 続きを読む