「食品安全条例制定」都に制定  ~3月定例都議会終了~

東京都議会は、3月30日全会一致で東京都食品安全条例を可決し、都民の直接請求から14年ぶりに条例が制定されました。 一昨年の予算特別委員会での生活者ネットワークの質問が、条例化に前向きの知事答弁を引き出し、昨年8月には「条例制定に向けた基本的な考え方」が公表され、都が都民意見を募集し、同時に知事の諮問を受けた食品衛生調査会は専門委員会を設置し、11月に答申を提出しました。 これを受けて議会に提出された条例案は、全国をリードしてきた都の食品の安全確保対策の基本方針である「未然防止」の考え方、事業者の自主回収... 続きを読む

都は「子どもの権利擁護委員会」存続を! 世界の流れに逆行するな!

執印真智子  東京都は、 これまで5年間続けてきた 「子どもの権利擁護委員会」 を2004年度から廃止しようとしています。 当委員会は、 子どもへの虐待やいじめの深刻化にともない、第三者の相談・救済制度の必要性を「東京都児童福祉審議会(以下児福審)」が提言し、 98年から試行実施されてきたものです。 5年半で約6200件の電話相談を受け、 うち約200件のいじめ、 虐待などの困難事例について「子どもの権利擁護専門員」 が調査にあたってきました。 相談の8割は子ども自身からで、 東京の子どもたちが、この施策... 続きを読む

2004年度第1回定例会 一般質問

2004年3月4日 都議会生活者ネットワーク 山口 文江 ●介護保険制度について伺います。 Q1 厚生労働省は、2005年の介護保険制度見直しに向けて本格的な検討を行っています。 昨年6月厚生労働省老健局長の私的研究会は「高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて」において『2015年の高齢者介護』のキーワードを「尊厳」とし、報告書の基本的理念としています。また、介護を必要とする高齢者の50%近くが、痴呆の問題を抱えていることから、介護の問題は、痴呆のケアを合せて考える必要があることも提言しています。 痴呆に... 続きを読む