2004年度第1回定例会 一般質問

2004年3月4日 都議会生活者ネットワーク 山口 文江 ●介護保険制度について伺います。 Q1 厚生労働省は、2005年の介護保険制度見直しに向けて本格的な検討を行っています。 昨年6月厚生労働省老健局長の私的研究会は「高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて」において『2015年の高齢者介護』のキーワードを「尊厳」とし、報告書の基本的理念としています。また、介護を必要とする高齢者の50%近くが、痴呆の問題を抱えていることから、介護の問題は、痴呆のケアを合せて考える必要があることも提言しています。 痴呆に... 続きを読む

新銀行創設 厳しく問われる知事の説明責任

第4回都議会定例会代表質問から 新銀行創設 厳しく問われる知事の説明責任 藤田愛子  第4回都議会定例会での課題は、第2次財政再建推進プラン、都庁改革アクションプラン、2004年重点事業が出され、新銀行のスキームが出された中での都政運営をめぐってでした。都税収入は景気の動向を色濃く反映する法人二税に頼っていることから、現在は3兆9000億円前後となっています。これに対し、一般会計で5兆7000億円の予算を立てるのですから、赤字が積み重なるのは必然です。もちろん、国庫や起債(借金)を補充しますが、都庁各局の... 続きを読む

水余りに逆行するダム建設に反対

群馬県長野原町に建設中の八ッ場ダムは、東京・埼玉・千葉・茨城・群馬への都市用水の供給を主目的に50年前に計画された多目的ダムです。17年前に基本計画が作られましたが、地元の激しい反対運動の結果、工事は大幅に遅れ、いまだダムの本体工事には至っていません。 今回、国は事業費を2110億円から2.2倍の4600億円に引き上げるという基本計画の変更を関係各知事に意見照会しました。石原都知事は他県に先駆け12月都議会に提案。これを承認すると、東京都の負担は事業費ベースで870億円、水源対策特別措置法事業や基金事業、... 続きを読む