2003年度第2回定例会報告

第2回定例会(6月24日~7月9日)が閉会しました。生活者ネットワークは、財政再建問題、新銀行構想、副知事人事、「東京都安全・安心まちづくり条例」の新設などを主な焦点として、知事2期目の都政運営の姿勢を問う観点から、大河原雅子さんが代表質問を行ないました。また、これからの心身障害教育の方向性の中間まとめが出されました。 ここが問題です。都の障がい児教育の中間まとめ 東京都教育庁は、心身に障がいのある子どもたちの今後の教育改善の方向性として、障がいのある子どもだけを集めていた「特殊教育」から、障がいのある子... 続きを読む

石原都政2期目のスタート 対話型都政への転換を

都議会議員 大河原雅子 東京・生活者ネットワーク 7月1日代表質問を行いました。 ◆ 308万票の支持を得て再選を果たした知事ですが、所信表明での突然の公営競輪再開発発言でも明らかなように、意思決定過程が非公開のまま、トップダウンの都政運営は大きな問題です。市民参加を徹底した対話型都政と実感と実行力のある女性副知事の登用を求めましたが、女性への積極的差別是正策に関して、単なる「流行(はやり)」との認識しかなく、知事の男女平等推進政策への認識が不足が露わになりました。 ◆ 都は、職員定数の削減や給与カット等... 続きを読む

2003年度第1回定例会報告

2003年第1回東京都議会定例会が閉会しました。 (2月5日~3月7日) 2月19日に中途議決においては、第48号議案「東京都男女平等推進基金条例を廃止する条例」並びに第49号議案「東京都国際平和文化交流基金条例を廃止する条例」は、特定目的基金の果実活用型基金5基金のうち、「男女平等推進基金」「国際平和文化交流基金」の2基金を廃止し、約170億円を「財政調整基金」に積み立てる、というものです。男女平等、国際協力の継続的な推進が、社会変化の中で一層求められる今の時期に、これら2基金を廃止するという政治的判断... 続きを読む