岩永やす代が参加する都議会超党派の「神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」は、8月25日、文部科学省前にて抗議行動と申し入れを行いました。
財産処分申請から1週間という異例のスピードで認可された本件について、東京都が関わる再開発事業に関する情報公開と説明責任という視点から引き続き追及していきます。
2025年8月25日
文部科学大臣 阿部俊子 様
神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟
役員 岩永やす代 上田令子 尾崎あや子 漢人あきこ 中田たかし 原田あきら もり愛
文科大臣による日本スポーツ振興センターの秩父宮ラグビー場財産処分認可に抗議し、不動産鑑定などの資料の公開を求める要望書
<要望事項>
1 秩父宮ラグビー場の財産処分等の認可を取り消すこと
2 不動産鑑定の資料を含む、認可に至った意思決定の全てを公開すること
8月7日文科大臣は、外苑地区にある約41,200㎡の土地と、〝ラグビー東の聖地〟とされる秩父宮ラグビー場の独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)による財産処分申請を認可しました。多くの市民や専門家の間でその問題点が大きく問われ、大規模な国民共有の財産処分を認可したことに対し、私たち「神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」は強く抗議するものです。
JSCが行ったという不動産鑑定について、その資料は明らかにされておりません。大臣認可をした以上、JSCが独立行政法人都市再生機構(UR)に行わせた不動産鑑定の資料を含む、認可に至った意思決定過程の資料全てを公開すべきです。
先人たちが築き、100年の歳月を経た歴史と文化を誇る神宮外苑の都市計画区域を削り、三井不動産や伊藤忠商事に超高層ビルを建てられるよう特別の配慮を行なった神宮外苑再開発計画は、歴史と文化、自然を破壊するのみならず、東京都及び国のまちづくりにおける民主主義を破壊する暴挙です。
私たち神宮外苑都議会議連は、あくまでも再開発計画の見直しを求めて住民や専門家と共に歩み、取り組みを進めます。