2017年発足した議会改革検討委員会では、これまでに常任委員会のインターネット中継、政務活動費や議員公用車の見直し、ペーパーレス化、全面禁煙など、協議のまとまったものから実施してきました。
今回検討中の項目について、議会改革検討委員会委員長宛てに、意見を提出しました。内容は以下のとおりです。
議会改革検討委員会の検討項目について(意見)
2019年11月7日
都議会生活者ネットワーク
山内 れい子
議会改革検討委員会で10月25日に協議された3項目について、意見を申し上げます。
1.議会内での託児・保育施設について
議事堂幼児ルームの利用を広げることについては、傍聴者など、子どもを預ける当事者の意見を聞いて進めていただきたいと思います。また、とちょう保育園で一時保育を実施しており、その利用も検討するよう要望します。
2.「有識者との意見交換」について
「議会基本条例について」検討するため有識者との意見交換会を開催するが、会の参加者に少数会派を排除するとのことです。議会改革は議会全体で進めなければ実現できるものではなく、全会派の合意が必要です。議会基本条例は改革のもととなるものであり、全員参加の議論を求めるものです。議論のはじめは重要であり、有識者との意見交換から少数会派も参加できるよう要望します。
3.東京都議会の災害時応急体制について
災害時における議員の連絡体制は必要ですが、大規模災害の発災直後には、鉄道や道路事情だけでなく、議員の移動は最小限にすることが重要だと思います。そうした観点から検討にあたるよう要望します。