決算委員会質疑より

 10月9日に都議会第3回定例会が閉会し、その翌日から決算委員会が始まりました。都議会では第3回定例会と第4回定例会の間に決算委員会、所属委員会の事務事業質疑、各局予算要求など、次年度予算にむけた審議が集中して行われます。決算委員会は3つの分科会に分かれており、私は第三分科会に所属。環境、都市計画、建設、住宅施策、雇用、産業、農林業などのテーマで質疑しました。

  • 乱立するデータセンター対策を急げ!

 デジタル化の進展に伴い、データセンターは必要な社会インフラです。データセンター設置にあたっては、国も都も再エネ・省エネに努める方針をあげてはいますが、義務化はされておらず、ここ数年で都内では昭島市、江東区、日野市、多摩市、小平市などに複数のデータセンター建設が予定されており、具体的な規制などの対策が急務です。

 特に昭島市では年間のCO2排出量が昭島市の地球温暖化対策実行計画目標を大幅に上回る計画となっている「昭島GLPプロジェクト」など建設計画段階で問題となっています。

 再エネ100%を含めたCO2排出実質ゼロ、排熱による地域のヒートアイランド対策を都として講じることと、十分な住民説明と合意形成の具体的なしくみづくりを早急に行うよう求めました。

  • 都立公園にもっとプレイパークを

 こども基本条例に基づき、子どもの声をまちづくりに反映させる取り組みが始まっています。子どもの遊び場である都立公園の取り組みを質問しました。昨年度は子どもの声を聞き、落ち葉プールやクラフトづくりを行うなど、子どもの提案により豊かな遊びの場が広がっています。

 現在、12か所の都立公園でプレイパークが実施されています。運営団体が用具を置くスペースを確保するなどの課題を解決し、都立公園でのプレイパークの拡充を要望しました。またプレイパークではプレイリーダーの存在も重要です。2024年度は障がいの有無にかかわらず、すべての子どもが一緒に楽しめる環境づくりのために、都立公園の遊び場に7回プレイリーダーが配置されたとの答弁があり、更なる拡充を求めました。