「神宮外苑再開発を止め、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」に所属する6会派が名を連ねて「東京都環境影響評価条例の一部改正条例案」を今定例会で議員提案しています。3月11日に提案内容を説明する記者会見を行いました。
神宮外苑再開発に対しては、日本イコモス国内委員会をはじめ、専門的知見を有する学識経験者や団体から意見や指摘が多数寄せられていますが、事業者および都は一切耳を傾けることなく外苑再開発の手続きを進めてきました。そのような都の環境アセス手続きを改善させていくために
①審議会の判断で委員外の専門家などの出席を求め、意見や資料の提出を求めることができるようにする
②環境影響評価手続きに虚偽の記載があった場合に知事が事業者に対して必要な措置を勧告できるようにする
以上2点の改正を求めています。
今回の条例案に対して、東京大学名誉教授で世界イコモス文化的景観科学者会議日本代表の石川幹子氏をはじめ、千葉商科大学学長の原科幸彦氏、東京大学大学院工学系研究都市工学専攻・教授の大方潤一郎氏、千葉大学名誉教授の藤井英二郎氏からも賛同のメッセージが寄せられました。
東京都の環境アセスの制度が、住環境や自然環境を守るための機能を発揮し、実効性のあるものに変えていかなければなりません。条例は3月19日の環境建設委員会で審査される予定です。